【6/11.12 QUARTETTO】初めてNEWSのコンサートに行った日
率直な感想を書く。
◆6月11日 東京ドーム初日
この日、帰りの電車で私は猛烈にモヤモヤしていた。
席が一塁側1階スタンドの端でスピーカーに近くラウドネス効果ビンビン、その上機材の柱でメンステ・バクステ・メインモニタ・バックモニタが見事に見えないというスーパー笑える席だったのもあるが、モヤモヤの一番の原因は
「なんか思ってたのと違った」
という強烈な違和感だった。盤で見聞きしていたよりも弱いNEWSコール、テゴマスすら歌いにくそうな音響調整、良い意味では無いざわつきがおこりがちな客席、NEWSと観客がなんか噛み合っていないあの感覚。アンコールもサクッとやってあっさり引っ込んでしまった。ドームは初日だからゲネプロみたいなもんなのか?だとしてもこの公演しか来れない人もいるんだぞ?Whiteが良すぎたのか?盤はやはり編集の力が大きいのか?私が期待をしすぎたのか?
公演後、一緒に入った叔母*1と違和感を語りつつしばらく封じていたビールを*2を4杯煽るものの頭がこの違和感を解消しようとフル回転していて全然酔えない。叔母と別れ電車のなかで地方公演に入った先輩に感想をぶつけるも携帯の充電がなくなり一人悶々と考え続け、ふと明日のチケットを見たら明日の席も2階スタンドの今日とほぼ同じ位置である可能性が高いことに気づき、ひたすら途方にくれつつ小一時間電車に揺られていた。
◆6月12日 東京ドーム オーラス
これがオーラスか。
昨日とは何もかもが違った。熱をもったNEWSコール、メンバーの一挙手一投足に爆発する歓声。NEWS四人も抜群に昨日より表情やテンションが良い。音響も修正され特別歌いにくそうな様子もなかった。歯車がカチッと噛み合う感覚。演者とファンが一体となる感覚。そうだ、私はこれを見に来たんだ。
幸いなことに、この日の席は機材に邪魔されることもなく、全てのステージ、モニタを俯瞰で眺めることができる良席だった。2日目にしてやっと、やっと何が起きているか知ることができた。
まず第一に言いたいのは、衣装がどれも素晴らしかったという事。1着目のオペラの王族を思わせる煌びやかな衣装、2着目のトレンドを取り入れつつ、チュムチュムとKAGUYAという異なるコンセプトの曲に馴染むようにステージ衣装としてうまく落とし込んだスポーティカジュアル、最新技術で美しく魅せた、もはや衣装を超越し演出と呼ぶべき白服、デニムやフリンジ、バンダナというトレンドをふんだんに盛り込んだ衣装…*3しかも4人それぞれに似合う形に仕立ててくれた増田さんの手腕にただただ脱帽。早く装苑で特集してくれ。衣装展をやってくれ。CDショップに衣装展示☆とかじゃなく美術館でやるガチなやつ。
次に相変わらず美しく計算された照明や演出。これは2階席でよかった!俯瞰で見れてよかった!本当に美しかった!!色鮮やかな照明、無線で制御され「光の引き算」ができるようになったペンライト演出、ストーリーテラーにより灯される星の灯り、LIS'Nでビシバシ飛ぶレーザーやモニターの高度なエフェクト、愛のエレジーでの扇情的なムード、ENCOREの丸腰勝負とプロ根性。
数ある演出のなかで特に好きなのはやはりI・ZA・NA・I・ZU・KIの光る服と、NEWSKOOLの人文字演出、愛言葉でデロデロに溶けた会場をキッと引き締めるオルゴール巻~Theme of QUARTETTOの緩急。
air:manさんの振り付けも相変わらずよかった。愛のエレジー、wonder、シリウスは傑作だと思う。また星の王子さまやJr.のinterはコンテンポラリー色が強く*4、QUARTETTOの劇場感を作りだす中心的ファクター。ここの振り付け好きだなーと思いながらYoutubeのお気に入りを眺めていたら、KPPの「PONPONPON」やラルク「SEVENTH HEAVEN」、OK Go「I Want Let You Down」、「UNIQLOCK」が登録されてた。全部air:manさんです私この10年好みブレてません流石です(合掌) 。またJr.のinterになんか既視感あるなーと思ったら、次曲の四銃士をはじめQUARTETTO曲の振りが少しずつ組み込まれていましたね。
そして四銃士で生演奏をしてくださったマエストロ西本さんとイルミナートフィルの皆さん!凄まじい音の圧力を体で受けながら「私は今、ものすごい音楽体験をしている…!」と震えた。QUARTETTOで鳥肌がたったシーンのひとつ。来てくれて生演奏をしてくださった事もすごいけど、暗転中にささっと楽器や譜面台を運んで配置について演奏して、またささっと片付けてステージを降りて…という普段やらないであろうことをやってくれた事も感謝感謝。
他にもお腹がよじれるくらい笑ったMCや、規制退場アナウンスをNEWSコールでねじ伏せ実現したWアンコールやその時垣間見れた彼らの「仕事人」の表情など、なるほどさすがオーラス、という熱量の良い公演でした。
◆気になったこと
QUARTETTO、オーラスとても良かったのですが、気になる点、もっと良くなる点を書かせてほしい。
◇客層の広がり
新規の私が言うのも何だが、きっと客層がぐっと広がったんだな、このドームが初めてのNEWSだという人がかなりいるな、と感じた。このあと24時間テレビを経てもっともっと新規が流れ込んできて、イチゲンさんトラブルというか、ファンの振る舞いでモヤっとすることが増える時期が来る。変なとこで叫んで自己アピールする輩やキンブレ持ち込んで目立とうとする輩や、新規ハイで要らぬサプライズを画策して失敗する輩とか。*5でもまぁそれはどのビッグアーティストも過渡期に味わう洗礼みたいなものだし、大多数がちゃんとマナーを守っていればじきに自然と収まります。ちょっとの辛抱。特にジャニオタ・NEWS担はあんだけ統率力あるんだから大丈夫大丈夫。
◇シングル曲とコンセプトのバランス
Whiteに比べると、コンセプトがちょっと弱かったように思う。勿論「4人で奏でる」というテーマもあったしセットや演出で表現できていたけれど、色の強いシングル曲が多かったためどうしても纏まりにかけた点は否めない。ただ新規がぐっと増えたこのタイミングでシングル曲を多く入れるという判断は間違いではなかったし、実際新規初参戦の私はちょー楽しかった!恋のABOがあんなに踊って楽しい曲だとは思わなんだ。今回はシングルとQUARTETTOというテーマを保てるギリギリのラインに上手く着地させたな、という感じ。聴きたかったカップリング曲もたくさんあったけどあんまり悲観していないのは、少プレという救済番組を手に入れられたからだろうか。
◇モニターが少ない
今まで行った他アーティストのライブでは、メインモニター、バックモニターのほかにも両サイドにモニターがあり、どの角度で見てもモニターが必ず目に入る公演ばかりだったため、モニターの少なさに驚いた。*6 2010年ごろからかな?業界全体でエフェクトをリアルタイム映像にかぶせるのが主流になってモニター演出が楽しくなって、かつ今回シゲがかなり良い映像演出を作ってくれたとのことだったけど、前後のモニターだけじゃそのせっかくの演出が拾いきれない。実際私もKAGUYAやNEWSKOOLはメンステにやや背を向ける形だったから映像をほとんど見れていない。とても勿体ないと思う。*7
◇ペンライト演出
今回新しい演出の扉を開いたフリフラ。今回は「点灯/消灯」の2パターンだったが、フリフラ自体は色を変えたり消灯もパチっと消さずにフェードアウトさせられたり、エリアごとに制御を変えたり、アーティスト自身のペンライトで客席を操作したり、なんてこともできるので、今後もっと演出の幅が広がればいいなと思う。あと、ペンラのためだけにグッズ列ならぶのはしんどいので、会場内で売るとか、ペンラ専用販売列を作って欲しいなあ。そうそう、フリフラがあの値段で買えるって凄いことだからな!みんな感謝しろよ!!
※追記
よく見たらこれ、フリフラじゃなかったΣ(ノ∀`*)フリフラはソニー系列の商品、QUARTETTOペンラはまた別のとこが作ってた…これはもう1ランク下の無線制御ペンライトというとこでしょうか?だとすると消灯点灯の2パターンしか機能は持ってなさそうですね。だとしても光の引き算ができることになったのはとても大きい。これからもこの無線制御は継続的に取り入れてほしい!
今後フリフラの価格が下がって我々も手を出せるようになったら、また素敵な演出が増えるかな〜
◇演出が届いていない
光る衣装といい、NEWSKOOLの人文字といい、素晴らしい演出なんだけど客席まで届いていない部分も多かった。光る衣装は2階席の肉眼派の人は模様までちゃんと見えてなかったと思うし、前回の記事の反響を見てるとNEWSKOOLの人文字映像に気付けていない人が多数いた。NEWSKOOL直後のあの説明だけじゃ演出を見ることに慣れていない人にはイマイチ伝わらない。モニタも少ないし。勿体ない。勿体ない…。
◇見切れ席を買った覚えはない
ドーム初日、これ本当にFC先行でとったやつだっけ?ってくらい何も見えなかった…ジャニではよくあることなの?あれは他アーティストだと値段さげて機材開放席として売り出すとこじゃないのか??メインステージで何が行われてるのか、まったく判らなかったよ…せっかくの映像演出も見れなくて悲しかったよ…
◆QUARTETTOとは何だったのか
「美しい恋にするよ」が復活の儀、「10th Anniversary」が感謝の儀、「White」がアップデートと誓いの儀であるとするならば、「QUARTETTO」は『NEWSの名刺となる祭典』だなと感じた。今のNEWSが作る催しはこれですよ、いちエンターテイメントとしてこんなことができますよ、僕らはこんなファンタジーを提示します、という名刺。Wアンコを設定していなかったのも、新曲披露がなかったのも、なるべく内輪向けにならないフラットな公演をやりたかったからなのではないかと思う。Whiteは物凄い完成度があるけれど、QUARTETTOを体感した今見返してみると、もの凄い…なんていうんだろう…ほんと「デート♡」って感じのアツアツぶりがすごい。まさに「デートそのものをパッケージにした」のがWhite。これから新規(特にジャニオタでない一般層を含めた新規)を取り込んでいくためには、確かにこの熱量は入り込みにくい。*8「うちの彼氏ちょーカッコいいから、今度デートいっしょに行こうよ♡」って、NEWS担ならするっと入ってくる言葉だけど普通に考えたら頭オカシイもんね。そのぶん、QUARTETTOは「NEWSそのものをパッケージにした」公演だったなあと思う。新しいベクトル。どんな人も気持ち的に置いてけぼりにされる感覚があまりないというか。彼氏の仕事場に遊びに行って、真剣に仕事してる姿に惚れ直す感じというか。なんかまだうまく言えないけど、そんな感じ。
◆私はNEWSの公演をどう見たか
ここまで読んでもらって今更なことを言いますけど、全然エモい感想じゃなくてごめんね?メンバーについて触れてなくてごめんね!?ラルクうまれPerfume育ちな私は「公演をひとつのパッケージで見る」という人間なのだなぁということを改めてオーラスで痛感しました。勿論、公演中にシゲの「くっちづけを~」で断末魔をあげながら1回死んだし、慶ちゃんに「あなたを死ぬまで愛したい」って言われたときには 「はい、喜んで…私にもその十字架を背負わせてください…」って返事したし、「まっすーのペンライトがない!!」ってますだたたった(5さい)が言ったときは「エンッ!!」という謎の声を発してのけぞったし、テゴソロではテゴ担じゃないのに指を組んだ乙女ポーズでステージを見つめたし、C&RもMIXも声出しまくって踊りまくってちょーーーー楽しんでたんだけど、やはりどこか俯瞰で、会場全体の雰囲気や演出をしっかりとらえたい見逃したくない!という思いが強かったし、そう思わせてくれるほど作り込まれた公演だった。舞台装置もすごく良くて、フロートを「これ電源どうしてるんだろう…駆動装置は油圧か。制御はあの盤だけか?映像の取り回しはどうしてるんだろうってか電源ケーブルはもうちょっと束線したほうが…」と双眼鏡でガン見してた。そうやって装置を双眼鏡でガン見してるとふいにカッコ良いメンバーが視界に入って「うわッなんだ今のひとカッコいい!!そうだ私NEWSの公演見に来てたんだった!!」と白目剥いた。いちアーティストの公演を見てる気分だったので、不意打ちで彼らのアイドルパンチをガーン!と食らう度死んでました。何度も死んでまた生き返る、そんな魔法をかけられていたまろまゆです。
ドーム入る前は、「今まで遠い席で無くても楽しめたし、演出楽しみたいから双眼鏡は無くていいや~」なーんて思ってたけど、蓋をあけてみたらその演出をしっかり見たいがために叔母の双眼鏡をずっっっと独占して握りしめていました。こりゃーたまらん双眼鏡いるわ必要だわ!とお友達に勧められたアキュロンを先ほどポチりました。これで思う存分隅々まで見られる・・・!!!
◆さいごに
割とダメ出しを多く書いてしまいましたが、あんなに完成度が高いのにまだまだ伸びしろがあって、もっと素晴らしいライブになる余地があるという証拠。だと思ってください。すみません…。次のツアーも勿論行くよ!今度はもっとたくさん現場に入りたい!アーティスト・NEWSの作る公演をもっともっとたくさん見て最高の音楽体験をしたい!!来年も彼らに会えるように、一生懸命応援してくからね~!!
【もしかして】QUARTETTO 光る白衣装とNEWSKOOL映像演出のはなし
ツアーQUARTETTO全公演終了お疲れさまでした!
いろいろ書きたいことあるんだけどとりあえずこれだけ!
中盤、I・ZA・NA・I・ZU・KIで披露された、聖歌隊服のような真っ白な、そしてブラックライトを受けて光り、模様が浮かび上がるあの衣装!あの衣装が美しくて!私の席は2階スタンドで、肉眼で見てる時点ではボンヤリしていてよくわからなかったのだけど、双眼鏡を覗いたときの衝撃といったら…!ブラックライトを使っていることはすぐに察しがついたので演出おたくの私はライティングと衣装をガン見してたんだけど、ただの蛍光塗料であんな繊細な紋様と色が出せるか?と疑問に思い、家にあった蛍光塗料とライト使って実験してみたりしたんですが腑に落ちず…でもいろんな方の力を借り*1、ニンジャインクという塗料を使っているという情報に辿り着きました。
このニンジャインク、昨年パリコレで「アンリアレイジ」という日本のアパレルブランドが使用、光る服を発表し世間の度肝を抜きました。
紫外線を当てると↓
こうなる!
いやーすごい。最先端。
ここまでくるとまっすーを服好きなんて言葉でくくっちゃいけないと思う。装苑さんは速やかにNEWSのライブ衣装特集をするべきお願いします!!まっすーはアンリアレイジのデザイナーさんともきっと仲いいんだろうな。
…あれ?アンリアレイジ?
どこかで聞いたことあるぞ…?
( ゚д゚)ハッ!
真鍋大度さん…!!!!!
2014年に真鍋さんとタッグを組んだブランドだ!!!!
真鍋大度。
Perfumeファンにはシャカ兄と親しまれ*2、Perfumeの最先端テクノロジーを使った演出を手掛けるライゾマティクスの真鍋さん。
その真鍋さんがアンリアレイジの森永さんとタッグ組んでた…そんでアンリアレイジの光る服をまっすーがQUARTETTOの衣装として取り入れた…つながった…まさかこんなとこで真鍋さんとまっすーがつながるなんて…
ってことはだよ。
NEWSKOOLの最後、メンバーの人文字で「NEWS」を作ってぐるりと360度見せてくれたあの映像演出、ライゾマの3Dカメラ使ってたんじゃ…?!
アナログなやりかた、先日の変ラボでやったようにカメラをたくさん並べ、各カメラの画像を繋げればあの映像を作れなくはないけど、あんなに一瞬じゃできないよなぁとは思ってたけど!もし、もしだよ?もしの話だけどさ、アンリアレイジ森永さん経由で真鍋さんとまっすーにパイプがあって、そしてそれが今回の演出に繋がったのだとしたら。だとしたら、今後のNEWSのライブ演出はもっともっと凄いものが出来上がるはず!!まっすー×森永さん×真鍋さん説はまだ私の邪推の域は出ないけれど、無くはないんじゃないかな…どうかな…やっぱ無いかな都合よく繋げ過ぎかな…(急速に自信喪失)
でも少なくとも!!光る衣装についても人文字についても、あんなにサラっと流しちゃうには勿体ない演出だと思うの!もっと!もっとアピールして!特に人文字のは解ってない人も結構いてもったいないよ!!くやしい!!!
とりあえず今日はここまで!
残りはまた後日書きます!!!
◇ちなみに◇
3Dカメラを本気で使えば、こんな事ができちゃう。
SXSWで披露されたPerfumeのSTORY。
アミッドスクリーン*3を使用したプロジェクションマッピングと、3Dカメラによるヌルっとしたカメラワーク。そしてこれは事前収録したライブ映像にCGを重ねた映像ではなく、生中継の映像です。会場を3Dスキャンし作成したCGを、リアルタイムでライブ映像に重ねることで現実と非現実を行ったり来たりする不思議な構成となっています。勿論、これも真鍋さんが手掛けています。
※追記
Twitterでコメントを頂いてまっすーソロの映像演出で全体・まっすーだけ・Jrだけ、と対象を絞ってエフェクトをかけていたのを思い出しました。リアルタイムでそんだけのエフェクトをかけられるってこたぁ…期待しちゃっても…?
初めてPerfumeのコンサートに行った日
お題お借りします。
「初めてNEWSのコンサートに行った日」は来週なので、まずは「初めてPerfumeのコンサートに行った日」について書かせてください。
2009年5月10日
Perfume『ディスコ!ディスコ!ディスコ!』@代々木第一体育館
▽きっかけ
2008年、私はバンギャをやっていた。生演奏万歳!カッコイイ退廃的な音楽万歳!hydeは天使!と主にラルクを追っかけまわすためにバイトに明け暮れる大学生。
そんな私がラルク目当てで録画していたポップジャム。そこで「ポリリズム」を披露していたのがPerfumeとの出会いだった。なんだか気になる。女子アイドルなんて眼中になかったのに、ものすごく気になる。繰り返し見た。お目当てのラルクよりもずっと何度も繰り返し見ていた。そして発売されていたアルバム「GAME」を聴き夢中になってネットで過去映像を漁り、道夏大陸で彼女らのシンデレラストーリーを知って転がるようにファンクラブへ入会。初の武道館公演はもう到底間に合うタイミングではなかったため、早くアルバムを!次のツアーを!と渇望していたところに舞い込んできた『ディスコ!ディスコ!ディスコ!』開催のお知らせ。この機を逃してなるものか行くしかあるめぇよ!と勇み足で上京した。
▽開演前
驚いた。男ばっかり!男ばっかりだとは知ってたけどそれでも驚いた!ラルクの会場は男女比2:8くらいだったのに対し、当時のPerfumeは男女比9:1。今でこそ男女比半々のPerfumeですが、当時はまだまだ男社会。「女子トイレに並ばず入れるってマジかよイェッフー!!!」と開演前やたら一人で興奮していました。*1
ラルクだと開演前はおとなしく特にコールが起きることもなく、ほんっと直前の直前にメンバーの名前を叫ぶ声がパラパラ聞こえるくらいでしたが、やはり男社会、女子ドル文化、すごかった。ざわつく会場、ほぼ全員がのんびり座っていた中すっくと立ち上がる漢ひとり・・・
「(スウゥ…)あーーーーーーちゃーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!」
何だ今の!すげぇデカい声出たぞ?!
しかしその声を皮切りに
「のっちーーー!!」
「ゆかちゃーーーーん!!」
「あーーーーーーーちゃーーーーーん!!」*2
と皆思い思いに名前を叫んでいく。
開演15分前、スポンサー:PinoのCMが流れればもう会場は総立ちでライブ本番さながらの盛り上がり。そこからはもう鳴りやまない手拍子と歓声の渦。暗転してからやっと立ち上がるラルクの現場に慣れ切っていた私にとって、その熱量はかなり衝撃的だった。
▽開演
この公演は、妙にハテナが漂う公演だった。私だけではなく、会場全体が。
勿論、楽曲やパフォーマンスは完璧だったし超楽しかった。この公演が完パケで円盤化されていないのが本当に惜しいくらい。
しかし元々女子ドルおたくだけではなくクラブミュージック愛好家も流れ込んでいた客層に加え、今ノリにノっているPerfumeをとにかく見てみたい!そんな私と同じ様なイチゲンさんも多かったため、MIXを打つ人はいるわ、クラブ出身パリピ族みたいなイケイケに踊る兄ちゃんもいるわ、どうしていいかわからず地蔵のように立ち尽くす人もいるわ、なかなかカオスな客席にお互いがお互いの存在に戸惑っていた。
そして戸惑っていたのは観客だけではない、Perfume本人もそう。
アルバム「GAME」、シングル「love the world」でオリコン一位を獲得し、初の武道館ワンマンライブ2daysを開催、その勢いのままシングル「Dream Fighter」「ワンルーム・ディスコ」をリリース。そしていきなりの『ディスコ!×3』の開催。なぜこのタイミングで?なぜ代々木で?これは一体何を掲げたライブなんだ??
今までの歴史を総浚いし、感謝を伝えたライブなら武道館でもうやった。新規獲得のためのライブは大型フェスでやった。ならばこの代々木は何なんだ?シングルを連想させるタイトルは掲げたものの、何をメインテーマに据えたらいいのか?その戸惑いは、「うちら"ディスコディスコ ワンルームディスコ"て言ってるだけなのにねぇ…」という何とも言えぬあ~ちゃんの迷言にもにじみ出ていた。
思えば当時、戸惑いつつも、GAMEの時点で「もう戻れない」と覚悟を決めていたのっちや冷静に状況を受け止めていたかしゆかに対し、一番揺れていたのはあ~ちゃんであったと思う。誰よりも真面目で努力家で「努力すれば夢は叶う」とひたむきにPerfumeを信じ歩み続けていたあ~ちゃん。いつも前向きな言葉で夢を語りPerfumeを形作ってきたあ~ちゃん。苦労を重ね光が当たり水面に浮上したその時、夢が叶い始めたその世界と自分の言葉ひとつひとつの重さと責任を改めて受け止め直し、そしてその言葉が自分の意図した通りに伝わらないことに戸惑い怯えていたように思う。*3今でこそ世界レベルの目標を掲げチームを引っ張り上げる力を持つ彼女だが、あの時はまだ息を始めたばかりのアイドルだった。
MCで紡がれるあ~ちゃんの言葉、それを支えるかしゆか・のっちの姿は凄まじい緊張感を放っていたけれど、それと同時にとても強く美しかった。自分と一つしか歳の違わない女の子が、こんなにたくさんの観客の前で、たくさんの人の期待を背負って立っている。その姿に、カワイイ!大好き!という感情に尊敬の念が加わった。就職を決めたものの、漠然とした未来しか描けていなかった私には、あの日の3人の姿は眩しく、そしてとても羨ましかった。彼女たちの行く道を見つめれば、私も少自分の足で歩くという覚悟を決められるのではないだろうか。アリーナの一番後ろのブロックから 遠い遠いステージのはずなのにとても大きく見えた彼女たちを見て手が震えた。この日の3人の姿とミラーボールの輝きは、たぶん一生忘れられないと思う。
▽その後
そんなこんなで、Perfumeとともに8年間歩んできました。「ポリ新参」と呼ばれて8年、もう8年か…。
この8年で、世間からはすっかりアーティストと呼ばれるようになり*4、ワールドツアーを精力的にこなすようになったPerfume。ビッグになった彼女らですが、遠くに行ったなんて感覚は全くなく、今も変わらず強く美しい背中を見せてくれています。
この8年で私は上京して社会人になって結婚をして親になって、Perfumeに比べたらまーぁ平々凡々とした人生を送っているけれど、第一線で活躍する彼女たちを見るたび背筋を伸ばし、前を向く力を貰い続けています。
そして!ぐるんぐるん以来久しぶりに!Perfumeの現場に!入ります!!しかも!NEWS東京ドームの翌週に!なんて幸せな6月なんだ!!!なんか今回のツアーもエラいことになってるらしいので楽しみです!!!ところでPerfumeパン*5はIH対応ですか?!たぶん非対応だね?!困ったなうちオール電化だよ?でも買うの!可愛いから!大好きだから!!!
【小ネタ】ライブでの音響とスモークのはなし
先日の音域についての記事、沢山の方に読んで頂けてとても嬉しいです!
「NEWSの曲カラオケで歌いにくいのはそのせいか!!」という叫びをたくさんを目にしましたがそうですこのバカみたいに広い音域のせいです大正解~!
そして今回もライブ前に知っとくと得する小ネタを書いていこうと思います。あくまで小ネタなんで「へぇ(・∀・)」レベルの話*1をざっくり書いていくだけですがお付き合いくださいませ。
1.ライブだと声が高く聞こえるのは何故?
ライブ会場で「あれ?なんかCDやDVDよりも声が高く聞こえるぞ…?」っていう経験をしたことありませんか?キーの高さというより、声そのものが高い、テープを早回ししたようなキンキンした高さ。おかしいなー?昨日別の席では普通だったのに…なんてことも。
人間の耳は不思議なもので、音源との位置関係で受け取る音のバランスが変わってしまいます。ざっくり言ってしまうと、音源に近いほど人の耳は高音域を拾いやすくなる。そのため音源=スピーカーに近い席になるとこの現象が起こり、スピーカーから遠い席では本来のバランスの音を耳が拾うことができます。この現象がおきないようにPAさんが頑張って調整するのですが、これは言うなれば耳の錯覚、人間側の都合なのでなかなか解消するのは難しいようです。なのでスピーカーに近い席になった場合はあらかじめ覚悟しておくのがよいかと思います。
2.どうして開演前からスモークが焚かれているの?
ライブ会場って、入場した時点で既にうっすらスモークが焚かれていますよね。おかげで対岸の関係者席に誰が来てるかイマイチ見えづらいし、双眼鏡のぞいてもちょっとうすらぼんやりして嫌なんだけど!スモークの演出なんて無いなら焚かなくてじゃん!というグチを小耳にはさんだこともあります。
たしかに視界はぼやける。裸眼で自担の表情がぼやけちゃうのが嫌なのもわかる。でもね!このスモークが無いとみんなが大好きな照明演出の効果が半減ないしはゼロになっちゃうのよ!!
そもそも照明は光の演出。そして光はまっすぐに飛ぶもの。故に、本来は光源の正面にいない場合は光の着弾点=壁・床・天井に当たって初めてやっと、壁床天井に反射した光を視認することができます。その場合は見えたとしても点。「光線」を視認することができません。特にレーザー光線は空間的コヒーレンスに優れており光が拡散せずにまっすぐ飛ぶため、普通に光線を見ることはまず不可能です。
※何もしなければレーザーを打っても何も見えない(画像はイメージ)
そこでスモークの出番。
コンサート会場で使用するスモークは、粘度の高い液体*3をスモーキングマシンで圧縮し噴霧することで生成。これでスモーク=細かい液体のチリが空中に浮遊することとなります。そしてこのチリに光が反射・散乱することで、光の進んだ道=光線が私たちの目でも確認できるように。
※スモークに反射してやっと光線が可視化される
レーザー以外の照明も同様の理論。スモークが無くても見えないことは無いのですが、印象的に使われるべきピンスポット照明も、なんだかファ~ン…とした感じになっちゃって全然効果的ではありません。
わかりやすいのはこちらの画像。
お判りいただけただろうか。スモーク*4の途切れている部分は光線がぼやけてますよね。スモークに光が当たることで、より照明の効果を高めているんです。
なのでこんなカラフルでモンドリア~ンな照明も
小山さんの倒錯的な赤と青も
加藤先生の 扉が開くように展開するおしゃクソアーバンなイエローの光も
儚く美しい桜色も
此方と彼方を断絶した孤独の光も
高貴な雪景色も
七色に彩られる幸福な空間も
圧倒的インド感も
みんなみーんなあのスモークのおかげなのです。
視界はモヤっとするけど、とっても大事な役割を担っているので感謝感謝だね。
それにしても。それにしてもだな。
今回この記事を書くために照明メインでWHITEを見返したけど、NEWSってすごく繊細で洗練された照明の使い方をしてるんだね…好き…!!照明だけでも白飯5杯はいける。DVDの人は勿体ないぞ、ブルーレイ導入したほうがいいぞ!是非みなさんもWHITEを、そしてQUARTETTOでも照明に注目して見てくれ!!
【音域まとめ】NEWS QUARTETTO
ツアーも後半戦ですね。
各地からやれ神ステージだの風紀が乱れてるだの聞こえてきてグギギとなっておりました。ちくしょう羨ましいぞ。
おるすばん組としてはただただ静かにボルテージを上げるだけってのもなぁ…と思ったので、これを知っておけばもっと楽しめる・感動できるんではないか?という事をつらつらとまとめてみました。
ずばり、NEWS4人が歌う曲の音域について。
基本全編踊りながら、ファンサしながら生歌で歌う彼らの曲の音域はどんなもんなのか?素人がカラオケでそのまま歌っても太刀打ちできるものなのか?ちょっとでも頭に入ってたら彼らのポテンシャルをより楽しめるのではないかと…!
と、いうことでQUARTETTO収録曲の音域をまとめてみました。以下書いていきますが、音感スッテンテンの素人の耳コピまとめなので、間違ってる部分ありましたらご指摘お願いしますm(_ _)m
◆はじめに
まずはこちらご覧ください。
ピアノの鍵盤に見立ててキーを視覚化しました。
low→mid1→mid2→hi→hihiと高くなっていきます*1。いわゆる「真ん中のド」というのがmid2C、緑が男性の限界、黄色が高音域、オレンジ・赤は女性でないと難しい音域。
お取り寄せハウスで粉雪サラミを食べたおシゲちゃんが歌い、世の男性が果敢に挑戦するも当たって砕けるレミオロメン「粉雪」サビの「こな~!」部分がhiA、これがキレイに出れば超自慢していいレベル。男性平均音域がだいたいloG~mid1F、ファルセット含めて~hiCくらい、女性平均がmid1G~hiC、ファルセットでhiFくらいかなというところ。ただ平均といえど頑張って出す音の平均なので、歌としてキレイに出せる音域となるともう1,2度くらいは狭くなるはずです。*2
◆QUARTETTO 音域まとめ
まずはざっと列挙していきます。
基本的に歌詞カードに記載されている主旋律の音域の最高音と最低音を追っています。
該当部例を下線太字表記。
1:Theme of QUARTETTO
歌唱無し
2:QUARTETTO
〇最高音:hiC「Take you all to "QUARTETTO" world」
※1「Take you all to "QUARTETTO" world」加藤シゲアキコーラスはhiF(ファルセット)
◇最低音:mid1G「全身(からだ)で刻(きざ)む夢(ゆめ)のビート」
3:ANTHEM
〇最高音:hiD 「Wo o o o o(ラップ明け手越ソロ前)」
◇最低音:mid1C:「はじまる夢へのday count down」
4:シリウス
〇最高音:hiC# 「Oh oh oh...」
◇最低音:mid1E「止まって欲しいと思うほど」
5:Touch
〇最高音:hiA#「I wanna touch ya 触れたい」
◇最低音:mid1C#「まさか恋の仕業(わざ)?」
6:NEWSKOOL
〇最高音:mid2G#「Ur NOT ALONE」
◇最低音:mid1A 「後戻り Don't let it Replay」
※2「活字のように ERASE IT」はmid1A相当
7:四銃士
〇最高音:hiA「"One For ALL,ALL For One"(大サビ)」
◇最低音:mid1C#「弱(よわ)き者 守り抜く」
8:Wonder
〇最高音:hiA「ひとつになる It's Wonder」
※3 大サビ手越祐也フェイクはhiC#
◇最低音:mid1E「そろそろもう覚悟しないか?」
9:ライフ
〇最高音:mid2G#「願いは未だ あの日のまま」
◇最低音:mid1F「澄み渡る空に無限の星の数」
10:チュムチュム
〇最高音:hiA「膨らむ唇が」
◇最低音:mid1G#「エイヤエイヤエイヤーアーアーアー」
11:Departure
〇最高音:hiC「夢(ゆめ)の彼方へ」
◇最低音:mid1G「見上げた空に流れて消えた」
12:ヒカリノシズク
〇最高音:hiC#「希望が届きますように」
◇最低音:mid1C#「広げた使い捨ての傘じゃ 凌げない悲しみ誰(だれ)と分かつ?」
13:LIS'N
〇最高音:hiB「触れてよ This is how I FEEL」
※4 歌詞カード上はコーラスの「on the 周波数(すう)」がhiDと最高音であるが、増田貴久歌唱部は上記hiBが最高音
◇最低音:mid1D「So I write you in my LYRICS」
14:愛のエレジー
〇最高音:hiA「抱きしめ 抱いて 全部さらけ出せ」
◇最低音:mid1D「悲(かな)しみを 胸に刻んで」
15:星の王子さま
〇最高音:mid2F#「Invisible to the eye」
◇最低音:mid1C :「うたかたのページ」
※5 語り「"In one of the stars Ishall be living.In one of them I shall be laughing."」はlowF相当。
16:Encore
〇最高音:hiB「2人の想い すれ違(ちが)ったんだろう」
◇最低音:mid1D#「戻っただけなのに」
ではこれらを表にまとめてみましょう。
はい ドン。
※●=地声、◯=ファルセット
男性平均の地声の限界、mid2Fのラインに赤点線を引き、「こな~!」のhiAを黄色の帯にしてみました。こうやってみると、すべての曲においてmid2Fをぶっちぎっています。hiAについても16曲中13曲がhiA以上。ひえぇ~!手越さんなんて「Wonder」で地声でhiC出してるしね!ひょえぇ~!!*3
まっすーは卓越したリズム感に加え、なによりmid2F~hiCあたりのミックスボイスが美しい!あの柔らかくエアリーな歌声は唯一無二。そこに表現力まで持ってるんだからやはり増田貴久は強い。これ以上進化したら全人類がひれ伏してしまうわ。
そして我らが加藤シゲアキのポテンシャルよ…なんなのこの人。爆発すればいいのに。彼に関しては「QUARTETTO」や「シリウス」においてファルセットで女性並みの高音域を出している上、低音域もかなり広い。「NEWSKOOL」「星の王子さま」はラップ・語りとはいえ出ねぇよあんな低い声!!昔は不安定だった高音域もキレイになってきているので、ボイトレ次第でもっと化ける。
QUARTETTOではmid1Cがメロディラインの最低音ですが、たぶん彼らはもっと低いところまで楽々出せるはず。特に小山慶一郎。よくオク下を平気な顔して歌っているので、他の3人に比べるとだいぶキーは低い方に広い人なんだと思います*4。もっと慶ちゃんの低音をメインに据えた曲が欲しいな~!!聴きたい!
音をとる際にキーボード*5弾きながら一通り歌ってみましたが、QUARTETTOはカラオケに向かない!!「ヒカリノシズク」がつ・ら・い!!歌いだしが低い!サビは高い!!男子も女子も歌うの難しい!いや「ヒカリノシズク」のみならず全部難しい!!「四銃士」はぐるんぐるん転調するしAメロからサビ中盤までずーっと低いメロディで推移、「ANTHEM」「Touch」はあっちこっち音が飛んでジェットコースターみたいだしさぁ。特に「ANTHEM」サビはさながらシューティングゲームみたいに音を狙わないとピッチが安定しない。。「シリウス」はOh...の部分で酸欠になって本当に星が見えてくる。「Wonder」なんてAメロのラップの拍取りがムズイ上に最低音近辺をウロウロ…難しいよう…女性で低いキーが出にくい人は、ヘタにキーを弄らず低いとこはオクターブ上で歌っちゃうのも手かもしれません。あ、「星の王子さま」前半を原曲キーで歌うのは諦めろ!女子は無理だ!!
QUARTETTOで一番歌いやすいのは「ライフ」。音域が狭く女性に歌いやすいキーだし、メロディもそんなにアップダウンは無し。 良い曲だからNEWS担がいないカラオケでも歌いやすいしね!どんどん歌っていこう!!
あとこれは超小ネタなんですが、「Wonder」のサビって4音だけで成立してるんですよね。4音だけなのに超カッコいい~!ステキ~!そんで「ANTHEM」2番で手越が上下ハモしてるとこ、ちゃんとビブラートの波長を上下で合わせてるんですよね。プロ~!
こうやって分解してみて、改めてNEWSの歌唱力の高さに驚きました。ライブでは踊りながらほぼ全編生歌でやるんでしょこれ?すごいよ、うん。NEWSくんすごい!
私が参加するオーラス、残念ながら2階席とステージからは遠めでしたが、音響的にはちょうど良い位置なので彼らの歌声を存分に楽しみたいと思います!!
それでいいのか ザ少年倶楽部プレミアム
昨日放送のザ少年倶楽部プレミアムについて皆さんが良かったところをたくさん褒めてるなか、かなり辛口な記事を書きます。
というのも。この雰囲気、知ってる。2008~2009年に感じていたあの雰囲気。
Perfumeがポリリズムでブレイクした後、満を持して持ったレギュラー番組がHAPPY!→気になる子ちゃん→シャンデリアハウスと改変を重ねた末に打ち切りになってしまったあのときの雰囲気。すっごい可愛かったの。レギュラー番組を持ててあーカワイイ3人ともカワイイTVで毎週見れるなんて幸せ幸せ!って身内でキャイキャイしていたら、さっっぱり一般層には受けず視聴率もとれず、改変を重ねるも状況は悪化、1年3か月でレギュラー枠が消滅。おかしいな?ライヴのMCだってラジオだって面白いしTVでもすっごいカワイイのになんで?あれれ打ち切り??まぁ…そうかだって…番組として面白くはなかったもんなぁ。。
なんかその時の雰囲気というか、番組を見てるときのモヤモヤ感がデジャヴした、ザ少年倶楽部プレミアム。慶ちゃんのテレビサイズな餃子の食べ方や、黙々と餃子を作るまっすーの手、おうち感覚で「…うまい」って言っちゃうテゴ、スパソニでカッコよさ爆発してたシゲ、クラブミュージックのアレンジもとても良かった。ファンとしてはそりゃもうカワイイの宝庫。NHKには足を向けて寝れない。でも!でもだ!番組としては面白くないぞ!これじゃ他G担や一般層はぜっっっったい見てくれないぞ!!こんなもんじゃないだろ?NEWSとNHKの実力はこんなもんじゃないだろ?!もっと良いもの作れるはずでしょ?!1年だけMCやってハイサヨナラ!は嫌だぞ!!!
以下、初回/二回目を見て、モヤっとしたポイントを挙げていきます。
①テンポの悪さ
トレダカの間延び感は何とかならんのか…!
二回目は餃子のおかげで半分料理番組として楽しめたけれど*1、初回の犬写真は1.3倍速で見てても苦しいメリハリの無さ。オチの勝敗判定では盛り上がりもなく、え?終わり??と肩透かし。企画自体は悪くないから、対決内容と編集をもうちょっと頑張ってほしい。
②ジャニーズジャッジが良くない
なんか良くない。
二回目はダイノジ大谷さんのおかげで美しい企画として仕上がっていたけれど、もともとの企画は「断罪」。しかもゲストを断罪。せっかく来てくれたゲストに対して「有罪!」ってどうなの?もちろん本気でdisってるわけじゃないのは解っているけれど、それでも有罪だの~罪だのネガティブな単語がバンバン出てくるのは見ていて気持ちの良いものではない。我々はMC側であるNEWSのファンだからあまり気にならないかもしれないけど、ゲストG担にはどう見えるのだろう。また先輩Gが来ても「有罪!」と叫ぶのか?
また芸人さんが入ることでトークが散らかってしまうのも問題。せっかくの話題が深堀できず、上っ面をなめただけで次の話題へ移ってしまうのはいかがなものか。前回のJUMP回ももっと色々な話をしてたのがTV誌に出ていて期待していたのに、これもえ、もう終わり?と消化不良。コヤシゲが回す力を充分に持っているのだから、無理に芸人さんを投入する必要はないように思う。
③強烈な内輪感
トレダカしかり、ジャッジしかり、とてつもない内輪感。これじゃ絶対一般層は見ないよ…まぁ少プレ自体ジャニオタしか見ない番組だと言われてしまえばそうだけど、せっかく掴んだチャンスは活かしたいじゃない。一般層は難しいとしても、せめて他G担に見てほしいじゃない。今のままだとNEWS担とゲストG担しか見ないぞ。
④プレミアムショウの詰めの甘さ
どこが、と言われると上手くまだ言葉にできないけれど、なんか漂う惜しい感じ。初回二回目ともに楽曲アレンジはものすっごく素晴らしいんだけど、NEWSのパフォーマンスが今一つあれ?となる箇所がちらほら。たぶんリハの回数があまりとれてないんだろうなというような振りの甘さ、妙に踊りづらそうに近い立ち位置。そして初回二回目ともに動きづらそうなまっすー。元々相対音感が飛びぬけて良いわけではない彼はイヤモニを抑える癖があるけれど、プレミアムショウではそれが顕著で踊れてない部分すらある。不調の原因が機材や音響側にあるのか、まっすー自身にあるのかはわからないけれど、改善できるならしてほしい…というかしなきゃいけないところだと思う。イヤモニがよろしくないのか?テゴも自分の音感だよりで歌ってるふしがあるし…と個人的には思ったけど、コヤシゲがそんなに悪目立ちする箇所がないから違うのかなあ。ファンとしてはあたふたする姿カワイイ!になるポイントでもあるけれど、一般層はそう捉えない。MステTouchの時も思ったけど、テッペンとるぞ!って言うのならこういうときに完璧とは言えなくとも、ミスの目立たないパフォーマンスができなければ駄目だ。
あーだこーだ書きましたが、好きなんだよ少プレ!感謝してるんだよ少プレ!でももっともっと良くなる余地が、伸びしろいーーっぱいあるんだよ!1か月に1回、すなわち1年で12回しかないからのんびり改善されることに期待☆なんて言ってられないよ!だから結構辛口で書いちゃったけど愛のしるしだから!頼むよ!頼むよザ少年倶楽部プレミアム!!今のところ番組としては完全ガイドが一番面白かったぞ!!!
*1:でも出てきたレシピは実は他番組で既出のものでちょっと今更感
NEWS "WHITE" LIVE DVDを見て、思う事。
NEWSの映像(コンサート以外のMVメイキングとかでも)で一番のお気に入りを教えてください! — 手持ちの映像作品をざっと見てきたので遅くなっちゃいましたスミマセン。
— まろまゆ (@maromayu2427) May 6, 2016
一番・・・一番・・・うーん一番?!うーん・・・(悩)
や… https://t.co/Nfnw87iSwP
そうだ、ハガキ書こう ~100のメールより1のハガキ~
突然ですが、私はフリック入力が苦手です。
フリック入力に限らず、携帯での文字入力がとにかくとにかく苦手です。
なので深夜に番組をリアタイしていざ感想をメールしようにも、興奮疲れも相まって「明日でいっか…」と後回しになり、大抵送らず終わっちゃう。
それは良くない。とても良くない。
スタッフさんは良い番組を作り、NEWSも爪痕を残しているというのに、ファンである私がそれに甘えててどうする。ちゃんとファンはファンなりに爪痕を残して良いものは良いと叫ぶべきではないか?でもメールは苦手だ。さてどうする?
…と悩んでるときに見つけたポストカードセット。
メールが苦手ならハガキでやってみるか、余ったらインテリアにもなるし~、と軽い気持ちで買ったのですが、これが書いてみたらとても楽しかった!!
①思いを書き殴れる!
文字通り、書き殴れる!番組を見たそのままのテンションで、良かったことをハガキに書く!勢いでちょっと気になる改善点まで書いちゃう!そして翌朝出がけにポストにスコーン!!
私にとっては、布団かぶって小さい画面にポチポチしながら寝落ちして、翌日にはテンションが戻らず送らず終い…なんてことにならず、番組を見る→ハガキを書くまでがうまいことルーティーンになって、今のとこ皆勤賞!漏れなし!自分の声を製作陣へ届けるというノルマは達成できています。
②印象に残る!
「100のメールより1のハガキ」なんて言葉もありますが、メールが主流の今、ハガキや手紙で感想がきたらやっぱり印象に残りやすいと思うのです。
実際、「NEWSな2人」公式アカウントも、このような反応を示しています。
【スタッフ日記】
— NEWSな2人 5/13金24:52〜! (@news2_tbs) April 27, 2016
先日もお伝えしましたが、皆さんからのメッセージは全て読んでおります!お手紙で感想をくださる方もありがとうございます!
本日はこのツイッターへの感想をお手紙で頂きまして…本当に嬉しかったです。
これからも頑張りますね!#NEWSな2人 #コヤシゲ #tbs
響いてる響いてる!
また「変ラボ」も「NEWSな2人」も深夜ゆえにリアタイやTwitterでバズれず、視聴率に貢献できない日も出てきてしまいがち*1ですが、その分ハガキの印象で挽回できないかな?とも考えています。
③気軽に書ける!
これは番組への感想ではなくファンレターの話なんですけれど。
ファンレター出すのって、結構勇気が要りませんか?便箋を埋めなきゃ!とか、あれもこれも書かなきゃ!とか、はじめとおわりの言葉はどうすれば?!とか色々考えてしまって今まで書いてなかったのですが、ハガキだとその時ふと思ったことをつぶやき感覚で書いて送れるので、だいぶファンレターのハードルが下がりました。
これは先日の野球大会の様子を伝えるWSを見て増田さんに出したもの。字が汚くてスマンね…。
WSの非常に短い映像ごときでファンレター送るか?!って思うかもしれないですが、感動したことに間違いはないし、それをどうしても伝えたかった。便箋だとかしこまってしまうけど、ハガキならハードルが下がって書きやすい。NEWSが24時間テレビのメインパーソナリティに決まったときも、「嬉しい!頑張ってね!でも過労で倒れないでねいのちだいじに!」という素直な気持ちを送りました。
それにこうやって小出しにこまめにファンレターだせば、総合的にNEWSに届くファンレター数も増える!「お、なんか最近NEWSファンレター増えたな」って事務所への印象付けもできて一石二鳥!!
ハガキって、ハガキ代も切手代もかかるし、ハガキを探す手間もかかるっちゃかかるんですけど、それ以上に私にとってはメリットがあったので、これからもこのスタイルで続けていこうかなと思っています。もしいいかも~と思っていただけたら、是非試してみてください!自分の好きな絵ハガキや切手シート探すのも楽しいですよ~
◆送り先まとめ
送る頻度の高いところをまとめました。
◆ジャニーズファミリークラブ
(ファンレター)
〒150-8550
東京都渋谷区渋谷1-10-10 ミヤマスタワーB1F
ジャニーズファミリークラブ内 NEWS 小山慶一郎/加藤シゲアキ/増田貴久/手越祐也様
◆日テレ
(変ラボ、イッテQ、every.、チカラウタ、24時間テレビなど)
〒105-7444
東京都港区東新橋一丁目6-1
日本テレビ 視聴者センター部 「番組名」係
◆TBS
(ビビット、NEWSな2人など)
〒107-8066
東京都港区赤坂5-3-6
TBS「番組名」係
◆フジテレビ*2
(タイプライターズなど)
〒119-0188
フジテレビ「番組名」係
◆NHK
(ザ少年倶楽部プレミアムなど)
〒150-8001
NHK放送センター 「番組名」係
テレ朝、テレ東は見つけきれなかった・・・
◇おまけ
私が使っているマリメッコのポストカードセット。
安いですがおそらく輸入物なので、パッケージに破損が…でもマステでなんとかなるレベルの破損だし、中身は問題ないし何より超カワイイ。50デザイン×2セット計100枚、一枚あたり約22円とお得!
Amazon.co.jp: Marimekko: 100 Postcards: Marimekko: 洋書
これは82円切手ですが、星座シリーズは綺麗でお気に入り。右上の星も切手です。
6月17日には和の文様シリーズ(52円)が出ます!カワイイ!!
※5/10追記
twitterにて、「#NEWSハガキ部」タグを作りました!
よかったら、是非。
四銃士の意図にいまさら気づいた
*1:「Mildも地球の裏側じゃ Wildになるよ」の方
私の嗅覚をくすぐった彼らの覚悟、その行方とは
なんだかとんでもない瞬間に立ち会ってしまった気がする。
昨年秋、私は唐突にシゲの腕まくりでNEWS沼に落ちた。
なぜあれが決定打になり沼落ちしたのかよく分かっていなかったけれど、「なんか面白そうな人がいる」と思ったのは間違いない。
周囲の人にNEWSにハマったと打ち明けたとき、大抵「渋いね~」「ジャンプじゃないんだ?なんで今更NEWS?」なんて反応が多くて、元NEWS担の友人にすら「まじかwwNEWS露出少ないから追いやすいよww」なんて草生やされる始末。それでも全然不快にならなかったのは、4人の自己プロデュース能力の高さと平等なパワーバランス、戦略の見えるリリース、そして誰よりアイドルたろうとする覚悟という、ポテンシャルの高さに惚れ込んでいたから。時間はかかるだろうけれど、確実に彼らは世間をぎゃふんと言わせる存在になる。そう確信していた。
ところがどっこい。時間なんてかからなかった。私は彼らを甘く見過ぎていた。
四銃士のリリースから間をあけずにヒカリノシズク / Touchのリリース、傘蟻のドラマ化、年末年始の特番、連日のワイドショー出演、アルバム発売に全国ツアー、レギュラー・冠番組、24時間テレビメインパーソナリティ…こんなに濃い数か月になるなんて、先秋の私は予想だにしていなかった。きっとあのMステウルトラフェスで、にじみ出る彼らの覚悟に私の嗅覚がくすぐられたのだろう。この人たちは後に面白い事を起こすに違いない、そんな無意識の直感で迷わず沼に飛び込んだ自分を褒めてあげたい。
きっとツアーと冠番組と24時間テレビを経て、彼らは今より何倍も大きな存在に膨らむだろう。きっと簡単にはライブチケットも当たらなくなるかもしれない。少し遠くの存在になってしまうかもしれない。そのことに不安が無いと言ったらそれは嘘になるけれど、きっと大丈夫だ。彼らは変わらず重い愛をぶつけてくるだろうし、彼らに投げ返される愛も増える。その愛を原動力に、NEWSはファンを乗せて新たな高みを目指していける大きな船になっていくのだと思う。
昨年、あのタイミングでNEWSを好きになれて良かった。彼らの造る世界を、これからもこの目でしっかりと見届けてゆきたい。