NEWS "WHITE" LIVE DVDを見て、思う事。
NEWSの映像(コンサート以外のMVメイキングとかでも)で一番のお気に入りを教えてください! — 手持ちの映像作品をざっと見てきたので遅くなっちゃいましたスミマセン。
— まろまゆ (@maromayu2427) May 6, 2016
一番・・・一番・・・うーん一番?!うーん・・・(悩)
や… https://t.co/Nfnw87iSwP
askで頂いたこの質問を見て美恋と幸福コンを見直して、やっとちょっと「WHITE」について文字にできそうな気がしてきたのでメモ代わりに思うまま書いていこうと思います。
「これからお前はこれしか見ちゃだめだってのを一枚選べ!」
そう言われたら、迷わず「WHITE」を選択する。
それ以前のライブDVDも勿論大好きです。
一度死んで魔法によりまた生き返ったものの、また死んだので今度は自力で墓から這い出すしかなかった「美恋コン」、NEWSとしてのポテンシャルを試すため、最小限のステージセットで裸一貫丸腰で挑んだ「幸福コン」・・・どちらも好き。NEWS沼に落ちかけで初めてのDVDはどちらを買うべきか悩んでいたとき、ネットでは美恋を買うべき!という意見が多数だったものの、「これからのNEWSにきっと物語性はそんなに重要じゃなくなるはず、ならば彼らのポテンシャルが測れるライブが見たいし、復活物語抜きで好きになれなかったらたぶん今後推せない」と考え幸福コンを選択。特殊効果やセットに頼らず自らの力で見せきったNEWSの姿*1を見て、本格的に沼の住人に。幸福コンはそんな思い入れもあって大好きだし、幸福コンを見たときの衝撃と確信を上回るものはそうそう出てこないだろうと思っていた。
が。
「WHITE」は軽々それを超えてきた。別次元。ライブが無かった2014年、彼らは精神と時の部屋で修業をしてたのか?!って位、凄まじいジャンプアップをしていた。まず顔つきが違う。幸福コンと美恋コンを見比べてた時も「自信がついたんだなぁ」と思ったけどその比じゃない。箔がついたというか、オーラの色が濃くなったというか…彼らの努力で環境が整ったことで、持っていた本当のポテンシャルを出せるようになった。幸福コンで見たポテンシャルは原石も原石だったことを思い知る。
また演出にair:manさんがついたこともきっと大きい。演劇の演出経験がある杉谷さんをはじめ、ミュージカルに明るい方やユニバで武者修行をしていた方など様々な土壌から習得したノウハウを持つメンバー揃いなことに加え、かなり振れ幅のある楽曲たちをコレオグラファーという立ち位置から俯瞰で見ることにより、丁寧に「WHITE」というひとつの物語に紡ぐことができた。そしてそんなair:manさんをチャンカパーナ以降継続的に指名してきたのもNEWSの意向だろうし、カンヌ受賞歴もある人気引っ張りだこのair:manさんを捕まえておける力を持てるようになったこともすごい。アイドルとして、エンターテイナーとして、表現者として、NEWSがさらに好きになったし、これから彼らがどんなものを造りだすのか、その行く末を見届けたいと心から思った。まだまだ開いていない扉が彼らのなかには沢山ある。
表現者としてPerfumeも大好きなんだけど、彼女らとはちょっとベクトルが違うように思う。語弊を恐れずに言えば、Perfumeは「託されるプロ」であると思う。彼女らは「こんなことをしたい、こういう曲が欲しい」という原案は出すものの、曲も詞も書かない。振り付けはMIKIKO先生だし、MVもほぼ監督のもってくるものを撮る。彼女ら自身も「ディスコディスコ言ってるだけ」と自虐的な発言をしていたりもする。でもあの3人には託すに値する表現者としての実力がある。Perfumeは最新テクノロジーを使った演出が話題になることが多いけれど、そのテクノロジーも結局は彼女らのダンスの正確さ、ダンススキルに頼るところがかなり大きい。Perfumeのテクノロジー部長である真鍋さんはPerfumeを磁石に例えた。彼女らのひたむきな姿勢、プロであることに技術者や数多のアーティストが引き寄せられ相乗効果を生み出し、「Perfume」を作り上げている、と。Perfumeは最強のマネキンなのだ。
それに対し、NEWSは「具現化のプロ」だ。彼らの宇宙には表現したいものがかなり渦巻いている。その表現したいものに対しての拘りが強いのはご覧の通りだけども、拘りがあるだけではショウビジネスとしては成り立たない。彼らはその拘りをNEWSとして表現するため、それを最適な言葉に変換し周囲に伝え、適格に必要なツールを調達する事に長けているグループであると思う。相当な野心とリサーチがなければ、自分に一番合う道具は選べない。その道具選びがとても上手い。NEWSの作品はすっごい頭を使う。頭使わなくても楽しめるけど、頭使うともっと楽しい。
なんか何が言いたいかわかんなくなってきちゃった。まあいいや。とにかく私はNEWSの作るものが好きだ。これからも彼らが何を生み出していくのかをしかとこの目で見ていきたいと思う。