マカロニ。

おたく魂をぐつぐつ煮込んで

2020年の私を救った曲たち

2020年、本当に色々*1ありました。

色々あるたび新しい音楽に出会えて、音楽に支えられて、一時期「不要不急」のレッテルを真っ先に貼られたエンタメ業界が全然「不要不急」なんかじゃないぞ!と痛感した年でもありました。

 

そんな、色々あった2020年、私に寄り添ってくれた曲たちを振り返りたいと思います。

 

 

I LOVE..._Official髭男dism


Official髭男dism - I LOVE...[Official Video]

 

2019年紅白、A-Studioでジワジワ好きになって、コロナが急速に広がりはじめ、不穏な空気が流れ始めた2月ごろずっと聴いていた曲。

愛の対象をを絞らない、優しいだけじゃなく抱える葛藤も書く、でも個人ではなく”全”の曲という凄い力と包容力と共感性を持つ不思議な曲ですね。

レプリカばかりが飾られた銀河 カーテンで作られた暗闇

嘆く人も居ない 鼠色の街の中で I LOVE その証を抱きしめて

このフレーズが美しすぎて、お髭の沼にズブるきっかけになりました。

 

ドント・ストップ・ザ・ダンス_フィロソフィーのダンス


フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」MV

 

女子ドル大集合番組:ラガッツェ!でキャズムの壁をブチ抜いたフィロソフィーのダンス

まさにその壁をぶち抜いた姿で彼女らを知り、メジャーデビューの瞬間に立ち会うことができました。

「セカンドキャリアアイドル」「もう腹をくくってるので」と語られる彼女らは、キャリアの長さとか年齢とかとはまた別の、不思議な貫禄がある。

それは彼女たちそれぞれがとても魅力的で、

でもちょっといわゆる「普通*2の女の子」のレールから外れたもので、

それでも「彼女たちのまま」ステージに立てているからであり、

そしてその個性を良しとしそれを望み、

そのままステージに立たせてくれるスタッフとファンのあたたかい愛がとても素敵で。

 Don't  Stop The Dance ひとりじゃ気づけない

Life Is The Dance 私は私

Just Way You Are ありのままでいい

作詞家にこの歌詞を歌わされるのではなく、彼女たちのスタイルがこの歌詞を作詞家に書かせる。そんな強いアイドルがメジャーシーンに殴り込んできてくれてうれしいなあ、もっと見たいなあ、と希望をもてた曲。

 

hope_マカロニえんぴつ


マカロニえんぴつ「hope」 MV

 6月に手越君が去って、やるせない気持ちをずっと抱えて、どうにも消化できないまま。

ぶつける先もない、胸にしまうしかない気持ち。

十三月の風が吹いて 水曜日に熱を出した

大事な時に居ないよね なんだか なんかなあ

 

ベランダから春が射した 理由もなく泣いてしまった

柔らかな嘘を貯める 何故だろう 変われない

 

悲しみのスタートライン 揃わないね

口癖まねしても 君にはなれないや

 

手を繋いでいたい 手を繋いでいたいのだ

僕らは結局それぞれだったよね

それでも それでも

君が好きだ 君が好きだ

さよならばかりの日々の中で

 

悲しい、どうして、さびしい、そしてちょっとの怒り。今もまだ消化できない。

名前の付けられないこの感情の置き場所になるような、そんな曲。

 

ビューティフル_NEWS


NEWS - ビューティフル [Official Music Clip (short ver.)]

 一度は4人で歌う音源をドラマのEDで聴いていたこの曲。

複雑な気持ちには不思議とならなかった。

It's a beautiful day 

いっそうbeautifulで

君がそのままでいるだけで

柔らかいメロディとNEWSの歌声はもちろん、ひねることなく「トン・タン・ト・タ・タン」と誠実にリズムを刻むドラム、優しい優しいベースラインがとても心地良い。

君がそのままでいるだけで。そのままで、そのままで。

 

 新型コロナウイルスが憎い_打首獄門同好会

2020

2020

 

 

ここまでしおらしく書いてきましたが、まあ詰まる所は新型コロナウイルスが憎いんですよね!アイツのせいで!アイツのせいで!!

新型コロナウイルスが憎い

新型コロナウイルスが憎い

新型コロナウイルスが憎い

すこぶる憎い

世界中のひとが抱えてるこの感情、でも負の感情だから小さく呟いていただけのこの感情を、出だしいきなりの8カウント×2でキャッチ―かつ高らかに歌い上げる。

気軽に温泉も行けないし 全然海にも行けないし

夏フェスも祭も全部中止 こんなはずじゃなかった2020

ほんとだよ、全くだよ!!

新型コロナウイルスが憎い

新型コロナウイルスが憎い

 新型コロナウイルス急速拡大により、頑張って回った全国ツアーのオーラスだけ急遽中止、赤字という血を垂れ流しながら急遽配信ライブに切り替え、オープニングで高らかにブチ上げたこの曲。

 しかし この音は止めてなるものか

やれライブは不要不急だなんだ言われる中、彼らの音はとまらなかった。いくつも曲を作って公開を続けてめっちゃカッコよかった。


打首獄門同好会「明日の計画」

ガマンした分 めっちゃ美味いもの食べたい

しんどかった分 めっちゃ楽しくカンパイしたい

つかれちゃった分 めっちゃ癒される旅したい

つらかった分 めっちゃ幸せに過ごしたい

 

まさか生活系ラウドロックで涙が出る日がくるとは。みんな思ったより重症ですよ。

だから歌おう。歌っちゃおう。

 

みんなで一緒に歌える日が、早く来ますように。

みんな頑張ったね2020年、2021年もよろしくね。

 

 

*1:新コロは言わずもがな、ブリリアンが解散したり、体調くずしたり、NEWSが人数減ったり、ライブが中止になったり、人に会えなくなったり…

*2:しかしこの「普通」は限りなく一般大衆の「理想」に近い意味を持つ