魂に哲学のビートを刻めよ ~フィロソフィーのダンス~
新コロが話題だけでなく日々の楽しみ全てそして命までもかっさらってくなか、私のハートは新たな沼にさらわれていきました。この春二つ目の沼*1ですね、おめでとうございます。やっぱり弱ってるときにはエンターテインメントが一番効くなあ。エンタメは不要不急なんかじゃないよ、私にとっては生命維持装置だよ。
出会い
それはあまりの疲れでくさくさしながら風呂に籠城しているときでした。
髪を洗いながらたまたまTVをつけて、たまたま流れていたこの番組で、
「ファンクを歌うアイドル!ファンクは歌が上手くないと歌えない!」的な紹介コメントがシャンプー中に耳に入り、泡を流して視界に飛び込んできた真っ赤なベロアの四人組。
どこかハロプロみを感じる*2、でもただハロプロをなぞっただけではない黒めのビートが気になって湯舟で次の曲に備える。そして始まる、「シスター」。
フィロソフィーのダンス/シスター(ライブ・アット・スタジオ・コースト)
アンニュイな歌い出し、メロウなメロディ、「ママには聞けない 長い髪の天使」「最初からぜんぶ『悪いこと』?」という一筋縄ではいかない非常に、非常に”シスター”な歌詞、なんだかスキャンダラスだけどいやらしさのないイノセントセクシーな振り付け、なによりこの難曲を”ものにしてる”感に血がたぎり、せっかくためたお湯を迷わず捨て風呂を飛び出し、びしょびしょで興奮のままツイートをしたのでした。
さっきNHKで歌ってた子たち良かった!!
— まろまゆ (@maromayu2427) 2020年3月28日
フィロソフィーのダンス、覚えとく
この曲!良かった!!!#RAGAZZE
— まろまゆ (@maromayu2427) 2020年3月28日
フィロソフィーのダンス/シスターhttps://t.co/d9I2yOmooN https://t.co/9KOvTL2Rpw
フィロソフィーのダンス、推したいんですけどシスターが入ってる盤はどれですか?!?!
— まろまゆ (@maromayu2427) 2020年3月28日
わーわー大さわぎして、
配信限定でございます…!
— 十束おとは🎮フィロソフィーのダンス (@ttk_philosophy) 2020年3月28日
まさかのご本人に御指南いただいた。秒で買った。
イヤホンで聴いたらそれはそれは甘美で、トリートメントを忘れてギシギシになった髪のことなぞ露ほども気にならないくらい熱い何かに満たされる音楽体験で、仕事だのコロナだのに奪われた血潮を取り戻すような感覚でした。
その後むさぼるようにYoutubeを警邏して楽曲の良さに足をとられ、どっぷりとフィロソフィーのダンスの沼へと沈んでいった次第です。
配信で気に入った曲をいくつか買い、ついにAmazonMusicのプライム会員に格上げ登録し、AmaMuで今までのアルバムを聴いていますがやっぱりもっといい音で聴きたいので近いうちに盤も買う。そして何より毛穴から曲を、歌を、エネルギーを摂取したいからライブに行ってみたい。行きたい。早く行きたい!!!
3月末までの限定で、昨年やったツアーのファイナルの様子を40分ほどYoutubeで公開してくれてたんですけど、それがも~~~~~~~~~~~すごく良くて。曲がいい、歌がいい、歌が激ウマいのはもちろんですが、メンバーもサポートミュージシャンもファンもみんなファンキーで心から楽しんでいて、「フィロソフィーのダンス」というコンテンツを楽しもうとする全てのひとを愛する空間がそこにあって、とてもとても素敵なライブでした。あれは盤になるのかな?盤にしてね、すぐに買うから配るから。
具合が悪くなるくらい曲が良い
見出しの通りなんですが、ほんと曲が良すぎてバイタルに影響が出ます。
色んなジャンルを聴きますが、なんだかんだ魂の本籍をR&Bとファンクとガタメキラに置く者としては「なんで今まで知らなかったの!!私のバカ!!!!」と雨の中叫びたいくらいドンズバな曲ばっかり。
たぶんゴスの「Dressed up to the Nines」が好きな人は絶対好きなやつ。「Reflections」とか、「愛のシューティングスター」とか。
あとタイトル表記が基本カタカナなのも良いよね、洋楽盤みたいで。私は中二の時みんながこぞってアヴリル・ラヴィーンを聴く中、ひとりミシェル・ブランチを聴いてたタイプです。HotelPaperは名盤~~なんかその近辺の匂いがする気がする、フィロのスも。
以下、現時点で好きな曲を公式チャンネルから貼っていきます!
ヒューリスティック・シティ
フィロソフィーのダンス/ヒューリスティック・シティ、ミュージック・ビデオ
歌い出しからアレンジからコーラスから歌詞から何から何までもう優勝。いちばン好き。全部いい、全部いい、大好き、この曲で人生を終えたい。
ダンス・オア・ダンス
フィロソフィーのダンス/ダンス・オア・ダンス、ミュージック・ビデオ
KAWAII~~~~~~たのしい~~~~~~~衣装もいい~~~~~~~~~~~!
人生には二つの選択肢しかありません!!踊るか、踊るか!!!!!
ダンス・ファウンダー
フィロソフィーのダンス/ ダンス・ファウンダー(リ・ボーカル&シングル・ミックス)
諸々ぜんぶツボなんだけど、SPEED感あふれるパートで ガッシ!ボカッ! アタシは死んだ。どの世代をも愛せてないと表現できないMVですよね、すばら~~~
「新しいダンスを踊らせてあげる」という歌詞の説得力がすごい。ライブで生で聴きたい、私の下手なステップでも肯定してもらえそう。
音楽に目覚めてからというものリズム隊に心臓を預けてるので、イントロの ベーンベーンベーンベーンドッドッで浄土に行ける。ダンス・ファウンダーは世界でもっともお手軽な往生法のひとつ。
ライク・ア・ゾンビ
フィロソフィーと銘打ってるだけに、前述の曲たちも卒なく哲学を語る歌詞が多くて。
そんな中これは特に上手くって、おそらく心の哲学の「哲学的ゾンビ」*3を主題にしていると思うのですが、ちょっと若めのこの議論を歌詞に載せてたり、哲学的ゾンビだけでなくゾンビ映画のモチーフもしっかり自然に取り入れてオシャレでキャッチ―に仕上げる多重ミーニングな曲になっててとんでもないな!!!!と衝撃でした。
曲と詞が良いだけじゃなく、
「こんなんじゃないconversation~」のソウルフルなサビ前のタメとか、
サビのふたりののびやかだけど切れのいい語尾感からくるリズム感とか、
「逃げて逃げてどこにいっても~」のメランコリとロマンスのるつぼな感じとか、歌い手4人の表現力のおかげで魅力の首都高速爆走案件になってる。好き。
アイム・アフター・タイム
めちゃくちゃオシャレな曲だけど、これ若い作曲家さんが「なんとなく作ってたらできちゃった」的なご発言をされたと小耳に挟んだんですがマジ?天才が過ぎるでしょ、カルピスギフト贈らせて!
日本のエンタメも将来安泰ですなあ、いっぱい課金したい。
どの曲も良いからもっと貼りたいけど、これで最後。
ライブいいなあ。フィロのスの4人も、オーディエンスも良い熱。
ライブ・ライフ
女子ドルをフォローするということ
それはTLに唐突に自撮りが投下されるということ。
女子ドルのアカウントをフォローするの初めて*4なので、愉快なおたくどもと「Prost!!!」とゴンゴンビールジョッキをぶつけ合ってるようなTLに、なんと表現したいいんでしょうか、ぷるぷるとうるおいに満ちたツイートが滑り込んでくるので毎回新鮮にびっくりする。
『アイドルがひたすら食べる動画〜とある日の夜ご飯編〜』です。推しコンビニことセブンイレブンで買ったあれこれをただ食べるだけです。観ているあなたもだんだんお腹が減ってくるはず...🤤2分で観終わるので暇つぶしに是非!#あんぬちゃん#フィロソフィーのダンス pic.twitter.com/3sbNij1GPA
— 佐藤まりあ(フィロソフィーのダンス) (@_satomaria) 2020年4月2日
かわいい子は食べてるだけでかわいいんだな…
ファンの皆さんがライブで安心して思い切り楽しむことに没頭できる日まで、私達も、すっごく歌いたいけど、我慢!!
— 奥津マリリ🍼'20 (@philosophy092) 2020年4月3日
皆が見たかったフィロソフィーのダンスをさらに超えれるように、お待たせしてしまった分涙が出るくらい最高のライブをするとお約束をして、そっとマリチチを置いていきます…👰 pic.twitter.com/aswGaluRzr
俺、来世はマリリに生まれてバッサバッサと人生無双するんだ………
とりあえず初期衝動のまま書き綴ってみました。
春はやっぱり出会いの季節、新しい沼もいい湯です。
改めてこの良い出会いをくれたRAGAZZE!に感謝申し上げたい。4月11日の拡大版SPも見ます!!
あと哲学をもういちど齧りたくなって、名著「ソフィーの世界」を20年ぶりに買い直しました。おたくってそういうトコあるよね。
あーあーー早くライブに行きたいな。
エンタメも演者の皆さんもスタッフさんもおたく達も、みんなみんな健やかに過ごせますように。