マカロニ。

おたく魂をぐつぐつ煮込んで

SORASHIGE BOOKのまほう

日曜の夜は、いつも眠れない。

 

私はSORASHIGE BOOKをアプリ×イヤホンで聞いている。

他愛もない話*1を静かに楽しそうに話す。好きな音楽の話、映画の話、仕事の話…耳元でそれはもう楽しそうに話す。それに対して相槌を打ったり、時に笑ったり。最後のおやすみ、で眠りにつく。つこうとする。

 

「そろそろ寝るよ」

 

夫がリビングのドアを開けて言う。

ん?あれ?あ、そうだね寝なきゃね。ん?シゲは?シゲ・・・

 

シゲって恐ろしい。

あの30分の中でさもシゲが自分の友達*2のように錯覚を起こさせる。最後のおやすみで明日も頑張ろうって幸せになる。超ハートフル。でもそれは錯覚だ。非常に甘く残酷な錯覚だ。どう頑張ってもあがいても本を読んでもコンサートに通い詰めてもシゲと個人的にお近づきになることはない。そのことに絶望する。シゲって恐ろしい。

 

いやね、夫のことは大好きですよもちろん。背高いし優しいし理屈っぽいとことか超魅力的だし(いきなりの惚気)。

それでもあの30分で毎週錯覚を起こして、毎週絶望する。こんな気持ち悪い記事書いちゃうくらい色んな思いが交錯する。その空気感の作り方、アイドル界ではシゲが最強じゃないかと思う。手が届きそうで届かない、せめて彼の幸せを祈ることは許してほしい、その切なさよ。

 

日曜の夜は、いつも眠れない。

*1:彼にとっては。こっちにとっちゃマジ呪文

*2:遠慮して友達って書いたけどホントは彼氏って書きたい